日本的品質管理(歴史的背景・特徴・国際競争力の変遷)
G-5 品質管理 > G. 実行管理(プロジェクト) 元資料: ◆日本的品質管理(7枚)
目的・概要
◆日本的品質管理
考え方・観点
日本の品質管理・・歴史的背景①
- 日本の品質管理(戦後)
- 戦前は品質管理がなかった →安かろう 悪かろう
- 昭和20年に敗戦、GHQが占領
- 復興 →製品を輸出し外貨を獲得しようとした
- しかし品質が悪い、大量生産ができない
- 輸出産業になり得るものに対して統計的品質管理を指導(デミングなど)
- QC7つ道具、デミング賞によって推進
- 1960年代:TQC(Total Quality Control)へ発展 *1
- 全員参加の小集団活動によるボトムアップ
- PDCAサイクル
- 定量的な目標設定、原因分析、真の原因分析、改善課題検討
- QC7つ道具(原因分析)
- これで日本の製造業の品質レベルは向上
- *1:1996年からTQCは、TQMに呼称を変更
日本の品質管理・・歴史的背景②
- 日本のソフトウェア品質管理・・1960年ごろまでは、ソフトウェアは個人技に依存
- 1960年代にソフトウェア需要が急増し、個人だけでは対応できなくなり品質が劣化
- 1968年:NATOがソフトウェア工学で大規模化するソフトウェアの危機を乗りきろうと提言(米国国防省の要求)
- 1970年代後半
- 大規模化するソフトウェアは、個人技では益々困難に
- ソフトウェアの 「バグ」 が各社の経営にもインパクトを与える
- 1980年:日科技連SPC委員会
- 1981年:世界で初めてNECが全社的なソフトウェア品質管理活動(SWQC)を開始
- 富士通、日立など各社も現場が課題を認識、工夫するQC活動を80年代に展開
- これまでの時代の焦点は、いかに故障を減らすか、いかにバグを減らすか、いかに生産性を上げるか
- でも、日本が(自分たちで)工夫していた時代でもあった
日本の品質管理・・歴史的背景③
- 品質システムの国際標準化を検討
- 国際間取引の正常化のため、1987年:ISO9000シリーズが制定
- 購入者の立場に立った品質保証の国際規格
- しくみを文書化→組織の仕組みとする
- 日本では1991年にJIS化、1993年から第三者認証の導入
- このころから、日本は世界の動きに追従する姿勢になった
- ISO9001認証制度ができてから
- 経営に圧力がかかったことで、品質保証が重要視された利点あり
- 共通認識ができ、水準の底上げ、改善に繋がったところも多い
- 一方で、要件とされるものができればいい という守りの風潮も見られるようになった
日本的品質管理の特徴 と 顧客ニーズの変化
- 現地・現物
- 小集団活動
- 全員参加
- 組織活性化
- 検査重点主義
- 工程管理重点主義
- 新製品開発重点主義
- 顧客の要求
- 要求の実現
- 結果として得られる顧客満足
- 品質を考えるときの組み合わせ
- 時代背景とともにニーズも変化
- プログラムが正しく動くこと
- 信頼性、処理時間
- 使用性
- 安全/安心
- ※時代や文化的な背景の違いで「品質」の捉え方は変わる
- SQB_V2 p.12
- SQB_V2 p.42
日本の国際競争力 ~ 2005年ごろまで ~
- 日本の本来の取り組み →海外勢による徹底的な研究 →規格化され逆輸入 →混乱
- それがこのデータに直結しているとは言い切れないが、少なからず戦略に翻弄されたところがある
- 出典:日本とアメリカの国際競争力の比較(IMDの調査による国際競争力ランキング)
日本の国際競争力 ~ 2024年 ~
- 一人当たりGDPは
- 2000年 2023年
- 2位 32位
- 危機的な状況

